殿のリハビリブログ(復活を信じてる)

旦那様が脳出血で倒れた、復活を信じてます

コミュニケーションの手段

外泊も終わり、退院日まで2週間をきりました。

どんなに好きな人でもどんなに大事な人でも以前と全然違う状態の人と

生活するということは誰でも不安だと思います。

介護について学び、介護される人は決して可哀そうな人ではないし、

その方の尊厳を大切にし、自立させることが大事だということは本当にその通りだと

思いました。

介護職は専門職としてそのことを大切にするということも良く理解しました。

今度は家族として在宅で一緒に生活するにあたり、殿の場合一番の問題が

コミュニケーションです。

殿が倒れる前、わたしたちは本当に会話の多い夫婦でした。

このままずっと会話できるものだと思っていました。

LINEも毎日いっぱいしてました。

そのどちらもできない今困るのがコミュニケーションです。

殿はこちらの言ってることは理解(状況判断かも)できているし認知機能にも

問題はないようですが、自分の気持ちを伝えることをしてくれません。

してくれないわけではないかもしれませんが、うまく言葉を発せない自分を

認めたくないのか、言語聴覚士さん(ST)が用意してくれた会話ノートは相変わらず

使ってくれません。

使ってくれないくらいならいいのですが、差し出すだけで怒りだす。

スマホの操作も難しいと思うけどやってみようとする態度がイマイチ足りない

(それでも以前よりは進歩した感じはあるが)

わたしが焦っていることも事実だけど、殿の性格は以前のままのきっちり細かい?

性格。

入院中の今もカーテンが曲がってるとか椅子の位置が違うとか、指さして指示する。

病院のスタッフさんや、わたしはだいぶわかるようにはなったが、わかってあげられないことも多い。

失語症の回復は発症して半年すぎると緩やかな場合が多い。

いつかきっと以前のようにとはならなくても殿と会話できると信じてるけど

とりあえず、今できることをやってほしい。

そしてAIの進歩もすごくなってる今、

言葉にならない声を言葉にすることはできないのかと

思ってしまいました。

コミュニケーションの手段としていいものはないかと悩んでいます。

それでもわかってもらえなければあきらめる?

ということも最近はわかってきてるようですが....

今日は検診の帰りに立ち寄ったマルシェに出店していた湯布院の方と

の料理の話しで会話が長くなり予定外?の買い物をしました。

でもこれも楽しいコミュニケーションがあったからいいのかな?

と思ってます。

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