殿が倒れて今日で185日経ちました。
明日は退院です。
この半年、色々ありすぎて自分でもどう過ごしていたかわからない感じです。
人生とは本当にたった1日、
いやたった一瞬で変わってしまうんだと思いました。
でも正直、悲しんでいる暇もなく、必死でした。
私以上に殿にとっては何がなんだかわからず、
落ち込み、嘆き、必死にもがいてきた半年だと思います。
今後のことも心配なことばかりです。
でも、人生は後戻りできません。
生きていればきっといい事もあります。
明日からが本当のスタートです。
185日、毎日、病院に行き、鶴を折りました。
皆勤賞の自分にちょっぴりご褒美で今夜は
カツ丼食べました！
今日は午後から娘と出かける用事があったので
午前中に病院にいきました。
あれ？こんな時間に？
みたいな顔をしていました。
作業療法士さん（OT）のリハビリでは
キッチンの戸棚から言われた物を取り出すときいう、日常でのリハビリもやっていましたが、まだ難しいことも多そうでした。
退院後、訪問リハビリ等で自宅で自立した生活を送れるような事をしてもらえればいいのですが、訪問リハビリもなかなかむずかしそうです。
歩く力はだいぶついてきましまが
後は生活する力を徐々につけていってほしいです。
午後は高校時代の友達がお見舞いに来てくれていました。
私も用事が終わった後、お礼を言いたくて一緒に食事をしましたが、お礼を言うはずが、結局私のお悩み相談になり、ご飯もおごってもらってしまいました。
いつも気にしてくれる、友達がいることも殿の大きな力となるでしょう。
本格的な夏がやってきます。
ひまわりを見ていると元気がでてきます。
これで今日は久しぶりに借りている畑に行きました。
この先出来るだけ長く二人でやりたいと思っていたのに残念だけど、10月までは契約が残っているので、少しでも片付けておきたいし、殿が作ったプレートを家の玄関に表札がわりに使いたいのでそれを取りに行くことも目的でした。
台風か近づいているとは思えない青空
小さな畑だけど、趣味のないところ言っていた殿とやる畑作業は楽しかった。
野菜の収穫はほんの少しでも楽しかった。
今日はアドバイザーさんが皆さんいたので、挨拶もできた。
お土産に野菜ももらった
これで美味しいもの作ってあげてね。
と言われました。
頑張ります！
午後からはイベント会場でやっている福祉展にいきました。
失語症でコミュニケーションが上手くとれない殿に使ってほしい指電話というアプリがあるのですが、その開発をしている会社が出展しているのを知り行ってきました。
正直、すごく賑わっていて驚きました。
障害のある方も車椅子で大勢きていました。
毎日暗い顔の殿を見ていたので、来場者の笑顔に驚きました。
作業所で作られた物の販売もありました。
私が通りかかった作業所で刺し子が最後の1枚です！
と声をかけられました。
300円？とはちょっと思いましたが、作成された方がとてもいい笑顔でした！
購入させていただき、
「大事に使いますね」
と声をかけたらとても嬉しそうな顔をしてくれました。
その後気になっていた指電話のブースに行った。
自分でも作れるカード
絵カードやスマホをなかなか使ってくれない殿だがなんとか
新しい手段を使ってほしい。
障害のある人も笑顔がいっぱいだった。
その後、病院に行くと難しい？顔をした殿が
いた。
まだまだできる事いっぱいあるよ。
笑顔をみせてほしい。
今日から本格的？に介護休暇です。
と言っても今日は朝から自分の歯医者、乳がん検診と自分の健康管理をしてきました。
歯医者さんは何回か通わなければならないのですが、家のそばなのでどうにかなるでしょう。
乳がん検診ば殿の入院している病院で受け、その足でリハビリ室に行き、装具作りに立ち会う。
プラスチックの装具は角度調整が微妙なようで、また型から取り直ししたので出来上がるのが後、2週間は先です。
なので来週、再来週は病院にくる事になりましした。
行こうと思っていたデイサービスが木曜だったのですが、デイサービスは土曜日も利用することにして、来週、再来週の木曜は装具作りにくる事にしました。
そして、転院前の病院の予約も思う日にならず、通所リハのスタートも少し遅れそうです。
やはりなかなか思いどおりにはならないので
介護休暇をとってよかったと思いました。
午後は会社の総務の方がお見舞いに来てくれました。
倒れる前に会社は嫌だ、通勤は辛いと毎日嘆いていた殿ですが、やはり、この若さで仕事に行けない事が辛いのでしょう。
帰られた後は号泣していました。
仕事行けないのって悔しいよね？
うなずく。
寂しいよね？
うなずく。
また働きたいって気持ちはある？
うなずく。
毎日、定時で帰る事しか考えていなかった殿ですが、やはり悔しさ、寂しさは大きいのでしょう。
また働きたい！
この気持ちを持っていてくれた事に安心しました。
退院してからが本当に大変。
やる気あっても、やる環境がゆるければ、誰でもさぼりたくなります。
やる気が本物かはこれからの殿次第です。
昨日で東京オリンピックまで後1年とニュースでも大きくとりあげていました。
1年後に笑顔でオリンピックを見ていたいと思いました。
そして、本日届いていました！
退院も秒読みです。
今日はケアマネさんオススメのデイサービスの事業所を見学してきました。
なんか、リハビリ、リハビリと思って、デイケアとか、訪問リハとかばかり考えていたけど、
正直、介護保険のサービスはどこに行っても親世代の高齢者がほとんどなのは仕方ないことだ。
殿がみんなと一緒にレクレーションしてくれるとは考えてにくいが、個々でも過ごしやすそうなサービスを使うのも悪くないかな？
と今日見学して思った。
今日、見学した事業所は全体的にアジアンテイストなインテリアで大きなお宅の広いリビング的な作りでした。
男女比率は圧倒的に女性が多いし、年齢的には親よりもさらに上な感じもする。
はたして素直にきてくれかな？
と不安もあるが、テレビをみてなんとなく過ごしているのでなく、各自、絵を描いたり、文字の練習したりと何かやりながら過ごしている方がほとんどだった。
それが殿にとって良い刺激？になる可能性もあるかな？と思った。
自分より明らかに歳上の方々が何かをやっている姿をみたら少しは自分もやらなければ…
という気持ちが上昇するのではないかと思った。
午後はケアマネさんも交えてのリハビリ病院最後のICがありました。
ソーシャルワーカーさん(MSW)からも色々とアドバイスいただき、退院後の事を話しました。
とにかく、コミュニケーションが一番心配なので出来る限り一人の時間を少なくしたいのですが、わたしの本当の目標は殿が一人でも生活出来ることです。
一人にしても問題なければ、リハビリはしなくては困りますが、無理に毎日予定を入れなくてもいいんです。
MSWさんも殿にはその力はあると思うと言ってましたし、担当の療法士さんたちもそのように言っていたようです。
とにかくなかなか自分から進んで何かをやってくれないのですが、やれば出来ることが多いんです。
そして、心配なのはどんなにこっちで色々計画しても殿が激しく拒絶すれば続けることはできません。
病院の時と違ってこれからはこちらで選択したサービスを利用します。
もちろんケアマネさん通してですが、最終的には殿の気持ちです。
わたしたちの選択が殿にどう受け入れられるのか？
殿の意見も聞いてはみたけど、どれも素直には受け入れるわけないことはわかってるから。
正解はないんだけどね…
自分の仕事は今日までで明日は夏休み、
明後日から介護休暇になります。
仕事人間ではないけど、仕事しない事の不安、
退院して、自分だけでやっていけるか不安、
殿が、リハビリしてくれるか不安、コミュニケーションとれない時、どうするか不安。
そんな状態なのに今日もひたすら指さしてけど、何の事かわからないから無視してたら激怒された。怒って自分で車椅子にのり、自分で行動していたが、私的には全然どうでもいいこと。
個人でこだわりが違う事はわかる。
でも今日ら本当にどうでもいいことだった。
それにあんなに怒っていたのでは体によくない。
性格は変わらないだろう。
でももっと妥協する心をもってもらえないだろうか。
できれば、こだわりにも対応してあげたい。
でもわからなくて興奮されたらわたしだって
辛いし、殿の体にもよくない。
今日もどうしていいかわからず、涙がでてしまった。
すると、頭をポンポンする。
優しい殿は残っているけど、ちょくちょく怒られていたら嫌になる。
そして、こっちまできれてしまう。
そして自己嫌悪に陥る。
これで大丈夫なのか？
プラス思考のわたしはどこ行った？
でも進むしかない。
明日は最後の担当者の話し合いです。
自分にご褒美で前から気になっていた
いちごが丸ごと入ってるケーキを食べました！
退院が近づき、わたしの焦りが半端なくなってきている。
殿に優しく、優しくと思いながら、ついつい、強い口調で物事を言ってしまう。
今日は夕方、友達と会うので仕事は早退していつもより早く病院に行った。
リハビリまでかなりの空き時間があるので装具つけて歩こうと言ったのに車椅子であっち行ったりこっち行ったり、
「歩く気あるの？ずっと車椅子でいいの？」
本当はこんなこと言いたくない。
でも歩こうとしないで、車椅子で病棟内をぐるぐる回っている殿を見て、ちょっとムカついてしまった。
そしてひとつだけお願いした。
感謝の気持ちは絶対忘れてはいけない。
病院だからといって当たり前と思わず、
ちゃんとありがとうを言わなくてはいけない。
退院する時はしっかりと
「ありがとう」
を言ってもらいたい。
そして、その後は自分の友達に会う為にいつもより早めに病院を後にした。
友達は励ましながらも本音を言ってくれて本当に楽しい時間が過ごせた。
殿の友達も何回もお見舞いにきてくれたり、LINEに応援メッセージを入れてくれる。
お互いに良い友達がいて幸せだと思った。
まだまだ梅雨空でしたが、早く、晴れわたってほしいです。
