最近の殿は人の多い中央のデイルームではなく比較的人の少ない、国道の見える
奥の方のデイルームに良く行く。
(この病院にはデイルームが3か所あり、真ん中はスタッフルーム近くで人が多い)
奥のデイルームは箱根駅伝の時にはランナーが良く見える特等席だが普段は人が少ないので窓から国道を走る車を眺めながめているようだ。
最近は外の空気を吸いたい?のか屋外に出たいようで昨日はリハビリの終わりに少しだけ外にだしてもらった。
今日もリハビリの終わりに少し外に出してもらった。
転院の時も、外出の時も雨だったので、日光を浴びるのは久しぶりだろう。
退院したら毎日のように外に出したいが、果たして出てくれるだろうか?
長い入院生活、退院したらとりあえずゆっくりさせてあげたほうがいいのだろうか?
もちろんゆっくりしてもらうが、リハビリする機会が急に減ることが怖くてしかたない。
この半年でできることはとても増えました。
でもまだまだこんなもんではない....
もっともっとできると思っているのはわたしだけなのか?
本人はもうきついリハビリなんてしないでただのんびりした方がいいのかな?
もっと高齢ならそれでもいいけど、まだまだ人生楽しまないともったいないよ。
そう思っているのはわたしのエゴではなく意地なのかもしれない。
倒れた時に身内でさえもそこまで回復するとは思えない....とか
車いすでは実家に住んでほしくないとか
とりあえず歩けないと...
とか正直誰も優しい言葉を言ってくれなかった。
確かに若いころはかなりヤンチャで大人になっても酒癖は決していいとはいえないから
子どもたちにとっては面倒な親父だったかもしれない。
でも奥さんを早くに無くして男手一つで子育てすることはすごく大変だったと
思う。もちろん両親がいたからこそできたことだけど、子供たちのことをすごく
心配してる普通のお父さんです。
お互いに子供たちが大きくなったし、これから二人でのんびり暮らそうね。
って約束はまだ果たされていませんよ。
わたしの意地なんだろうな。
今後の生活を介護生活とは思いたくない。
殿が少しでもその気持ちをわかってくれますように。