殿のリハビリブログ(復活を信じてる)

旦那様が脳出血で倒れた、復活を信じてます

殿の涙…

慌ただしい週末が終わり、今日からまた仕事帰りに病院に行く平日がやってきた。

今日は病室に行くといきなり起き出したのでトイレかと思ったらそうではないらしい。

ベッドに座り今日も私に何かを訴える。

かなり興奮気味なので声はでているが、やはりはっきりとはわからない。

あまりにもわかってあげられないと私の肩を押したりと手がでてくる。

もちろん思いきりやるわけではないがそのくらいストレスも溜まってきているのだろう。

暫くすると時計を見てリハビリの時間だとわかったのか靴を履き始める。

理学療法士さん(PT)のリハビリをいつになく積極的にやっていた感じがした。

病棟に戻ってきて水分補給をした後に部屋に戻るのかと思ったらトイレに向かう。

スタッフさんを呼ばなきゃ…と思ったが何故か私に合図する。

まあ自分でできるし、見守るか…と思い見舞っていた。

部屋に戻るとベッドに横にならずに腰掛ける。

そしてまた必死で訴える。

今後の生活のこと?と聞くとうなづく。

家や仕事の心配かと思ったら、

[早く帰りたい]

[病院はもう嫌だ]

と言いたかった事がやっとわかった。

いつ退院できるかと聞くので私も正直に

「あと2カ月ぐらいかな?」と

言ったら表情がさらに険しくなり、すぐにでも退院したいと訴えてきた。

ちゃんと戻れるように準備してるよ。

今はまだ無理だよ。と言うと

涙を浮かべて帰りたい。大丈夫。

と訴える。

ごめん、そんなにストレス溜まってたんだね。

親や友人がお見舞いにきて涙ぐむことはあっても今日のような涙ははじめて見た。

自分がなんでこうなってしまい、病院にこんなに長くいるのか、悔しい思いやもどかしい思いがこみ上げてきたのだろう。

だからリハビリも頑張ってやって、トイレも一人で行けることを見せて、私に早く帰らせろと訴えていたようだ。

殿が言いたいことはやっとわかったが、私だけではどうにもできない。

殿にも今、退院してもお互いが大変で共倒れすること。

入院は辛いけど、時は流れているからもう少し我慢してほしいと伝えた。

暫くして食事の時間になったので、デイルームに向かった。短い装具でもかなりしっかり歩けるようになっていた。

早く帰るためにすごく頑張っているのだろう。

それは決して無駄じゃない。

だからもう少しだけ我慢してほしい。

担当のスタッフさんにもこの事を相談したら、何かリフレッシュできることがあるといいのですが…

と言われた。

何か何か、そのきっかけもほしい。

スナップえんどうはさすがに終わりに近づいています。

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