殿のリハビリブログ(復活を信じてる)

旦那様が脳出血で倒れた、復活を信じてます

現実は厳しい…でも前向かなきゃ

今日は3回目のカンファレンスでした。

少しずつ良くはなってきているものの、そろそろ退院後に向けて現実も突きつけられてきた。

できれば車椅子も使いたくないが、やはりそれは厳しいこと…

これはわかってたんだけどね、

いくら歩けるようになってきても長時間は無理だし、外出るためには必要だし、家の中でもあればいい事ばわかってる。

でも車椅子使うと歩くのをやめてしまいそうなのでそこが心配で…

麻痺してる右手もちゃんとケアしないと脱臼したままの状態になってしまうらしい。そうなると自分での着替えが困難になる。せっかくリハビリで着替えもできるようになってきたのにそれは困る。

本人が右手を固定する装具を嫌うんだけど、なんとかこれ以上悪くならないようにしてほしい。

一番の問題は自分から声出そうとしないからコミュニケーションがとりづらいこと。

絶対にもっとできるようになると信じてるけど…

今日は病室に行ってからすぐにカンファレンスだったので、リハビリの様子はみていない。

カンファレンスから戻るとか今日のリハビリは全て終わりベッドに寝ていたがなんか色々言ってきてなんとなく機嫌が悪かった?

昨日はなんとなく笑顔みたいな表情もあったのにな…

もっと笑いなよー

とか言ってしまったがそんなのが難しいことはわかってる。

でも下向いててもどうにもならないんだって…

色々厳しい現状もあるけどどこまでできるようになるかは無限大だと思っている。

信じて進みたい。

そろそろ紫陽花も咲きそうな季節になってきた。

一緒に四季を感じたい。

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表情が豊かなのはいいことだ!

今日は病院に行く途中で殿の会社から電話があった。

殿は数年前に長年の長距離通勤に耐え切れなくなり会社を退社した。

その後他の会社で働いていたがなかなか雇用条件もあわずに悩んでいたところ、

以前に辞めた会社と同じグループの会社から誘いがあり、入社。

それが現在の会社です。

通勤時間はまた長くなってしまったがそこは私が家事をやることで少しだけでも

楽になってほしかったが、もともと神経質だし長年不摂生や疲れも重なり

やはり心身とも悲鳴をあげていたのかもしれない。

今の会社に入社してから今回で2回目の入院。

今は1年更新の嘱託採用なので今回の更新は諦めていたが更新してもらえるとの

ことで本当にありがたいことだと思っている。

仕事に戻ることは難しいとは思うが少しでもよくあることが会社への恩返し

なると思う・・・

と言うことを殿にも話ししたら今日も涙ぐんでいた。

でもその少し後に何かをしきりに指さし、私に何かを訴える・・・

声もだしていたがなんだか理解できず・・・・

それが気に入らなかったのかその後の理学療法士さん(PT)の時もなぜか

私に向かって怖い顔をしてました・・・

リハビリ中によく同じ時間にリハビリをしているおばあちゃんがまた殿を応援

してくれました。

その応援が嬉しかったのか、笑ってるような、照れてるような・・・

なんか最近ではみなかった表情になって暫くつぼって?ました・・・

その後病室に戻り、さっき言いたかったことはわかったのですが、

今日は怒ったり笑ったり、照れたり

最近は無表情な殿ばかりみてたのでいろんな表情が見れて少しほっとしました

今度はいい笑顔を見せてほしいです。

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そろそろ退院後のことも考える時期になった

今日は病室に行くといない?

トイレかな?と思ったがなかなか戻ってこない。確認すると理学療法士さん(PT)のリハビリが変更になっているようだった。

それにしては靴下が置いてある。装具つける時は靴下履くように言ってあるのに…

リハビリ室に行くともう終わりの時間が近づいていたので短い装具で歩く練習をしていたが、昨日とは程遠い歩き…

今日は担当者さんが違ったのでいつもより怖さが強かったようで、かなり腰が引けてしまっていた。

もう少し自信もってやれば担当者さんが違ってももっと歩けると思うのだが、なかなかそうもいかないようだ。

リハビリが終わってから病室に戻り、友達からLINEがきていることを告げ、画像を見せると涙ぐむ… 

でもやっぱり返信しようと言ってもなかなかうなずいてはくれない…

焦ってはいけないんだけどね。

今日は新聞をもっていたので、スポーツの話題を話していたらなんとなく、耳を傾けてくれていた。

その後作業療法士さん(OT)が訪ねてきた。

退院後についての相談だった。

今は多くのスタッフさんがいて自立を促せながらも安心、安全に過ごさせてもらっている。でもここはリハビリ病院。

いつまでもいられないし、いるわけにもいかない。

正直、今の状態では退院してひとりで家にいるのは心配すぎる。

介護保険でどのくらいデイケアや訪問リハビリが利用できるか。

食事や水分補給を自分でできるか・・・・

そっかできて当たり前と思っていたことも簡単ではないんだ・・・

病院だとなんとなく色々なことができてきているように感じていたがそれはスタッフさんがいるからできていることが多い。

家に帰って生活するということは思っている以上に大変なんだと実感した。

まして住み慣れた家に帰るわけではない。

まだ自分が住んだこともない家に帰るのだから余計に大変かもしれない。

そのために退院後の家族の意向を確認してできる限りそれができるようにそろそろ

準備をはじめなくてはいけないのだ。

OTさんはいつも色々気にかけて細かく聞いてくれる優しい女性。

かわいいし殿も絶対にお気に入りだと思う。

わたしが言うより絶対効果あるので頑張ってもらいたいです。

ひとりでも家にいられるようになってくれるのが目標だけど

とりあえずはそれはあまりにも心配なので殿が安全に過ごせて

私も安心して仕事にでれる環境をつくれることを目指します。

今日も帰りにしつこく「またね」

をおねだりして「またね」を言ってもらいました。

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ふたりの夢はまだこれから

今週は介護職員初任者研修が始まり、引っ越しの準備も始めたりと

正直、かなり忙しい・・・

体が3つはほしい感じ・・・でもそんなこと言ってられないよね・・・・

とにかく私は健康で頑張らないと・・・・

今日は病室に言ったらちょうど言語聴覚士さん(ST)のリハビリにいったばかりでした。STさんのリハビリは集中力も大事なので現場へは行かずに部屋で帰りを待っていました。

戻ってきた時にSTさんに調子を聞いたところ、やはりなかなか自発的に声を出してくれないとのこと・・・

私が帰るときにはしつこく声かけているといったところ、STさんもしつこいぐらいにしないとなかなか声だしてくれないのでそうしてますとのことだった。

活舌よく話していあた殿にとって自分の思う言葉、声が出せないことは多分何よりも

辛いのだろうと思う。でもその大きな山を乗り越えてほしい。

戻ってきた殿に今日は母の日だったのでお母さんにお花を届けてきたこと、

お花には殿が折ってくれた色紙のカードを添えたこと、お母さんはいつも真っ先に

殿の具合を気にしてることを伝えると涙ぐんでいた。

そして友達からも応援メッセージがLINEで届いていたこと、まだ今回のことを知らせていなかった友達からも連絡がきたので病気のことを知らせたら近いうちにお見舞いに来ると連絡があったことを知らせるとますます涙ぐんでいた。

今の殿にできることは両親や友達がお見舞いに来た時にみんながびっくりするくらいできることが増えていることだよ。

殿がスマホやろうとしないのに殿のスマホ連絡くれる友達に返信することだよ

というと涙ぐむものの首を横に振る。

首を横に振るのが全てNOではないが、涙を原動力に変えてほしい。

そして私も今日は少し泣いてしまった・・・・(ちょくちょく泣いてますが・・・)

「私たちふたりお互いに10年以上ひとりで子育てしてやっと毎日話しできる相手ができたのにそれをできなくしたなんて神さまは意地悪だ・・・」

それを聞いた殿もまた涙ぐんでいた。

でもできなくないんだよ。

まだ二人で話せる日は絶対にくる

「またふたりで話そうね。待ってるよ。おばあさんにならないうちにね」

と伝えた。

そうだよ。ふたりの夢は終わってないよ。まだこれからだよ。

今日も帰る時にはしつこく話してくれるのを待って声を聞いて帰りました。

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本当は寂しいよね?

連休明けの仕事はやっぱりきつかった…

4日しか働いていないけど、週末が待ち遠しかった。

リハビリには1日の休みもないので殿にとっては連休もあまり関係なかっただろう。

今日も病室に行くとお休み中。

まあ基本お休み中なのでもしデイルームでテレビでも見ていたらすごい事件?ですが…

暫くして理学療法士さん(PT)のリハビリが近づいてきたのでトイレに行けばと促すと素直?にトイレに行った。

戻ってくるとリハビリまで後2.3分だからと言って待機していたのに、担当者さんがこない…

待ちきれない殿は車椅子からベッドに移ってしまった。

もう暫くすると靴も脱ぎ始める…

とそこでやっと今日の担当者さんが来てくれた。

今日は初めての担当者の方だったので、いつもとは違うやり方なら少々に戸惑い気味ではあったが、なんとかリハビリ終了。

いつも、リハビリ後には水分補給していたのだが、今日はそのままトイレに行ってすぐにベッドに戻ってしまった。

指の爪が少し伸びていたので切ってあげたが、あまり綺麗に切れていないのでクレーム?つけられる…

麻痺してる右手の親指の爪も伸びていたが、痛がるので今日はやめておいた。

もう少し右手も意識してほしいんだけどな…

明日から介護の勉強に行くので病院に行くのが夜になってしまう。

「明日は来るのが遅くなるよ」

「本当は寂しいよね?」

暫く固まって?いましたが、首を軽く縦にしてうなづいていました。(多分…)

そして今日も

「またね」と行ったのにうなづくだけだから

「明日から勉強頑張るから応援するして」

と言ったらなんか言ってくれました。

ゴメン。正直なんて言っているのか良くわかってないんだけど、それを応援の言葉ととって、明日から頑張ります!

私も寂しいよ。

早く一緒に生活できるようにお互いに前を向きましょうね!

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やっぱり声が聞きたい

昨日の帰りはなんとなく気まずい?雰囲気で帰ってしまったので少し気になっていたが、今日病室にいくといつもと変わりはなかった。

今日も予定変更で言語聴覚士さん(ST)のリハビリは既に終わっていて、最後のリハビリの

理学療法士さん(PT)まで少し時間があるようだった。

STさんのリハビリは休日でないとなかなか立ち会えないので気になるのであるが、正直、自分がイライラしてしまうかもしれないので、担当者さんを信頼して任せておいた方がいいのかもしれない。

歩いてほしいのももちろんだが、やっぱり私は殿と会話がしたい。

どんなつたない会話でも、単語だけの会話でもいいからやっぱり

声が聞きたいよ

小さな声はちょくちょく聞いているけど、絶対にもっと声が出るようになるはず。

リハビリの時も下ばっかり見てないで、STさんの口の形も良くみてほしい。

絶対もっと声がでるよ。

最近は小さな声でなんか言ってる時あるんだけど、私には良く聞こえない。

ごめんね。だからもう少し大きな声出してくださいね。

私の耳も鍛えますから…?

そして、暫くしてPTさんがリハビリに来ました。

今日は昨日と違いあまりためらわずにリハビリしてくれていました。

最後の方はほとんど手助けをもらわずに短い装具で一人で歩いていました。

さすがに疲れた様子でしたが、2ヶ月前とは比べ物にならない進歩です!

あとはあんまり寝てばかりいないで体力つけましょうね!と言われていましたが、体力も2ヶ月前とは比べたらかなりつきました。

それでももっと体力つけないと、自力で歩く距離が増えないからね!

頑張って!

母の日にと頼んだ折り紙。

今日は1枚折ってくれていました。

帰りに作業療法士さん(OT)に会ったら

「明日、もう1枚チャレンジしますね」

とおっしゃってくださいました。

折り紙なんて幼稚園児みたいだけど、

お母さんは絶対に喜ぶからね。

明日の楽しみができました。

今日も帰りに「またね」と言ったら

うなづくだけでしたが、声が聞きたくて、

ちょっと粘って?少しだけ声が聞けました。

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しつこいのは駄目だってわかっていても

時の流れはゆっくりに感じられる一方で退院する日がだんだんと近づいているのも

事実。

早く一緒に生活したいと思う一方で今の状態のままではたして生活ができるのか?

という不安がかなりあるのも事実である。

今日も病室にいくとお休み中。リハビリの時間変更で、今日は最後のリハビリの前は2時間以上空いていた。

暫くしてる理学療法士さん(PT)のリハビリの時間が近づいたので声をかけると珍しく自分から起きて待機していた。

これはなかなか良い傾向かな?などど思っていたが、リハビリがはじまるといつも通り

のうつむき気味で自信なさげな状態であった。

短い装具でもだいぶできるのに今日も装具を短くされたとたん。

不安な顔をして暫く担当者さんの顔を伺う・・・・

結局、立ち上がってくれるのだが、不安からか腰がひける・・・・

どのリハビリもずっと下向いてる・・・・

リハビリ終わってから、ずっと語ってしまった。

「もっと自信もって」

「どんな些細なことでもいい。目標もとう」

「もっと前むけばもっとできるようになる」

「心配してくれてる人への恩返しは少しでも元気になること」

・・・・あんまり色々いうから何やらうるさい?みたいな素振りされたけど・・・

そのやりとりの途中でも友達から近いうちにお見舞いにいくとの連絡がはいった。

殿にそれを伝えるとこなくていい?みたいな仕草・・・・・

何いってんのかな?と思っていたが目が潤んでる。

泣くならもっと前向きになってよ・・・・

帰り際、声が聞きたくてしつこくおねだり?したけどずっと無視・・・・

ご飯の時間がちかづいたから自分から起きだした。

装具つけるには靴下はいたほうがいいからはかせようとすると靴下をなげられた。

私もしつこいが、殿も頑固だ・・・・

しつこいのは駄目だとわかっても殿も頑固だからつい対抗心?

でしつこくしてしまう。

この勝負?はどうなるか・・・・

でも明日は笑顔で病室に行こう。

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